バッハ・コレギウム・ジャパン 第168回定期演奏会 コラール・カンタータ・プロジェクト 第8回


 バッハ・コレギウム・ジャパン 第168回定期演奏会、コラール・カンタータ300年を記念して、コラール・カンタータシリーズ 第8回、鈴木優人による演奏(東京オペラシティ コンサートホール)。鈴木雅明とのプレトーク、鈴木優人によるオルガンコラール「ああいかに虚しき 儚きものよ」BWV644、「装いせよ おお愛する魂よ」BWV654の演奏後、カンタータ 第139番「幸いなるかな、噛みに身を委ねる者」BWV139、第26番「ああいかに儚き、いかに虚しきものよ」BWV26、第121番「キリストを誉め讃えよう、喜ばしく」BWV121、第180番「装いせよ、おお愛する魂よ」となった。

 ソリストでは吉田志門、加秉徹の歌唱が光る。素晴らしい成長ぶりを見せている。久保法之も好演、日本生まれのクリステン・ウィットマーもなかなかだった。鈴木優人が指揮者、音楽家としても著しい成長ぶりを見せている。今後の活躍が見ものである。

 次回は、鈴木雅明によるクリスマス・オラトリオである。楽しみになった。