バッハ・コレギウム・ジャパン 第141回定期公演 ヨハネ受難曲 BWV245

 バッハ・コレギウム・ジャパン、第141回定期演奏会はマタイ受難曲と並ぶ名作、ヨハネ受難曲、BWV245を取り上げた。(19日 サントリーホール)

 ソリストはエヴァンゲリスト、櫻田亮、イエス、加耒徹をはじめ、ソプラノ、松井亜希、カウンターテノール、

久保法之、テノール、谷口洋介であった。櫻田、加耒の歌唱が素晴らしい。エヴァンゲリスト、イエスを深く歌える歌手は日本ではこの2人だけだろう。殊に、加耒の成長ぶりが見事で、オペラ出演も増えるだろう。松井、谷口の歌唱にも成長の跡が窺える。久保にも成長が窺えた。日本のソリストたちが日々、成長して素晴らしい歌手としてオペラ、オラトリオなどの牽引車的存在になっていく。

 サントリーホールでのヨハネ受難曲は20年ぶりとはいえ、今回の方が深みを感じた。鈴木雅明の素晴らしい解釈力がこの作品をより深みあるものに仕上げている。4月2日、3日のマタイ受難曲もサントリーホールとなる。こちらは新時代の旗手となった鈴木優人で、楽しみである。