北とぴあ国際音楽祭 フランス・バロックオペラの栄華

 2020年の音楽界は新型コロナウィルスの影響で、外来演奏家・オーケストラのコンサートが軒並み中止・延期となった。また、当初、外来演奏家招聘によるコンサートでも、来日できなくなったため、日本人演奏家の出演機会が増え、名演が出ている。北とぴあ国際音楽祭にも影響が及び、リュリ「アルミード」上演がフランス・バロックオペラの栄華に変わった。(さくらホール)

 リュリ、マルカントワーヌ・シャルパンティエ、カンプラ、フランソワ・クープランの作品によるフランス・バロックオペラのアリア、重唱、組曲によるプログラムで、聴き応え・見ごたえ十分であった。後半は、上演予定の「アルミード」抜粋となった。波多野睦美・中嶋克彦・山本悠辱の見事な歌唱が光る。フランス語のディクションも十分だった。松本更羅のバロックダンスがコンサートに花を添えた。

 何よりも、朝倉聡の司会がコンサートに華を添え、楽しさいっぱいの一時となった。2021年12月10日、12日、「アルミード」上演の実現のみならず、新型コロナウィルスが収束に向かってほしい。