バッハ・コレギウム・ジャパン 第135回定期演奏会 ブランデンブルク協奏曲


 バッハ・コレギウム・ジャパン、第135回定期演奏会は、鈴木優人によるブランデンブルク協奏曲BWV1046―

BWV1051、全6曲であった。

 前半が第1番、第6番、第2番のフラット系、後半が第4番、第5番、第3番のシャープ系によるプログラム構成で、鈴木優人自身の解説によると、フラット系はアーメン終止という。なるほど、これは素晴らしい構成力だと肯かされた。

 第1番の素晴らしい色彩感、第6番の渋み、第2番の華やかさが際立ったし、第4番、第5番での協奏曲の醍醐味、第3番の弦の饗宴といった1曲1曲の性格も浮き彫りにした構成が、かえってブランデンブルク協奏曲の本質を浮き彫りにした。

 ヴァイオリンでは若松夏美、高田あずみ、山口幸恵、竹嶋祐子。コルノ・ダ・カッチャ(仮のホルン)の福川仲陽、藤田麻理恵。オーボエの三宮正満。トランペットのギ・フェルベ。リコーダーのアンドレアス・ベーレン、山岡重治。フルート・トラヴェルソの鶴田洋子。チェロのエマニュエル・バルサ、山本徹。エマニュエル・ジラール。ヴィオラ・ダ・ガンバの平尾雅子。こういった人たちが光る。鈴木優人のチェンバロも見事。

 まさに、鈴木優人の世界というべきだろう。11月30日、12月1日、いよいよ、NHK交響楽団定期演奏会に登場することとなる。こちらも楽しみである。