横山幸雄 ピアノリサイタル ベートーヴェンプラス 第6回

 横山幸雄のベートーヴェンリサイタル・シリーズも大詰めとなった。今回は5大ソナタ、第8番、Op.13「悲愴」、第14番、Op.27-2「月光」、第17番、Op.31-2「テンペスト」、第21番、Op.53「ヴァルトシュタイン」、第23番、Op.57「熱情」、第24番、Op.78、第25番、Op.79、第26番、Op.81a「告別」、第27番、Op.90、第28番、Op.101、第29番、Op.106「ハンマークラヴィーア」、自作主題による変奏曲、Op.76、幻想曲、Op.77、ポロネーズ、Op.89を取り上げた。(東京オペラシティ コンサートホール)

 前半の5大ソナタには円熟した横山の姿が伝わった。Op.90、Op.101のじっくりした味わい、Op.106「ハンマークラヴィーア」の素晴らしいまとまりが光る。変奏曲、Op.76は後のトルコ行進曲の主題によるもので、見事な演奏。幻想曲、Op.77の素晴らしさ、ポロネーズ、Op.89の見事さも光った。

 このシリーズも2020年、ベートーヴェン生誕250年で締めくくりとなる。最後の3つのソナタの他に、どんな作品が加わるだろう。