バッハ・コレギウム・ジャパン 第132回定期演奏会 マタイ受難曲 BWV244


 バッハ・コレギウム・ジャパン、2019年度定期演奏会は、マタイ受難曲、BWV244で幕を開けた。今年度は聖金曜日、イースターの2回にわたる上演となった。(19日 東京オペラシティ コンサートホール)

 今回、コラール声部はソプラノ2人の担当で、しっかりした線が聴き取れた。櫻田亮のエヴァンゲリストが充実していた。イムラーのイエスも素晴らしい。カウンターテノールはダミアン・ギヨン、クリント・ファン・デア・リンデの競演が聴きどころであった。ソプラノのキャサリン・サンプソン、松井亜希が好演。バスでは加耒徹の堂々たる歌唱が光る。「金閣寺」での素晴らしさが今でも印象に残っている。

 鈴木雅明が円熟した味わいを見せていた。オーケストラの統率力も素晴らしい。キリスト受難がひしひしと伝わってきた。残念なこともある。拍手が早く入ったことが余韻を損ねてしまった。ともあれ、キリスト受難の聖金曜日に相応しいものとなった。

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コメント: 1
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    高橋 清 (月曜日, 22 4月 2019 22:08)

    ほんと、行きたったです(関西から行った方もおられたようで)。来年の春辺りにCDが雅明先生の奥様のツィートではリリースされようなのでそれまで我慢です。