バッハ・コレギウム・ジャパン ベート―ヴェン 交響曲第9番 Op.125


 鈴木雅明率いるバッハ・コレギウム・ジャパンがベートーヴェン、交響曲第9番に挑んだ。昨年のミサ・ソレムニスに次ぐ快挙だろう。(24日 東京オペラシティ・コンサートホール)

 鈴木自身、ベートーヴェンでは東京シティ・フィルハーモニック交響楽団と第4番、調布国際音楽祭での第5番を指揮してこのコンサートに臨んだといえよう。

 第1楽章、第2楽章の壮大さ、すさまじさ。第3楽章の深く、味わいに満ちた歌心。ベートーヴェンの音楽の本質が伝わってきた。そして第4楽章。シラー「歓喜に寄す」の精神が息づいた名演だった。ニール・ディヴィス、アラン・クレイトンの見事な歌いぶり、アン=ヘレン・モーエン、マリアンネ・ベアーテ・キントも光った。

 バッハ・コレギウム・ジャパンがベート―ヴェン全交響曲に挑むとなれば、大きな話題となるだろう。さて、どうなるかが楽しみである。