歌舞伎座5月公演 団菊祭 昼の部

 歌舞伎座5月公演、団菊祭、昼の部は「雷神不動北山桜」、「女伊達」の2本を取り上げた。

 「雷神不動北山桜」は2014年12月、市川海老蔵が「毛抜」「鳴神」「不動」の3つを合せ、一つの劇として上演したもので、今回の上演は海老蔵の成長ぶりをうかがわせた。天皇の世継ぎだった早雲王子が帝位につかんとする陰謀をもとに陰陽師、安倍清行、条治弾正、鳴神上人、不動明王と姿を変えて演ずる。性格描写も素晴らしく、松島市蔵、市川九團次、大谷友右衛門、中村錦之助、坂東家橘、尾上松也、中村児太郎、中村雀右衛門、市川團蔵、坂東彦三郎、大谷広松、尾上菊之助も素晴らしい演技を見せた。

 「女伊達」は中村時蔵が光る。中村種之助、中村橋之助も進境著しい。夜の部には「弁天娘女男白波」も見どころ十分、楽しみである。