バッハ・コレギウム・ジャパン 第128回定期演奏会 祝祭のカンタータ


 バッハ・コレギウム・ジャパン、第128回定期演奏会はペンテコステ(聖霊降誕)にちなんだ祝祭カンタータ3曲、ヤコブス・ガルス(1550-91)「アレルヤ、キリストよ、御身の復活に」、マルティン・ロート(ca.1580-1610)「主なる神にわれら絶え間なく喜び歌わん」によるプログラムだった。(11日 東京オペラシティコンサートホール)

 まず、前奏として鈴木優人による前奏曲とフーガ、BWV531が演奏された。祝典気分を盛り上げ、カンタータ第182番「天の主よ、ようこそ」に入った。今回はソプラノ、ジョアン・ラン、アルト、ダミアン・ギヨン、テノールに櫻田亮、バスに加耒徹を迎えた。これが成功した。

 加耒の堂々たる歌唱が全体を引き締め、素晴らしい効果を上げた。櫻田の見事な歌唱も聴きものだった。ジョアン・ラン、ダミアン・ギヨンも光った。

 ガルス、ロートは低弦、オルガンによる簡素な編成がかえって、作品本来の良さを引き出した。カンタータ第31番「天は笑い、地は歓呼せん」、第172番「響け、歌よ、高らかに」に入り、聖霊降誕によりキリスト教会の始まりを告げた。第172番は5月6日、日本キリスト改革派、東京恩寵教会での講演会でも取り上げられた。この講演会は10月21日にも開催されるため、ぜひ足をお運びいただきたい。