ヘルベルト・ブロムシュテット 旭日中綬章受章

 春の叙勲、ヘルベルト・ブロムシュテットが旭日旭中綬章を受賞した。90歳、現役最年長にしての叙勲は昨年の三枝成章以来である。昨年、ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とともに来日、ドイツ音楽の心髄を聴かせたことは記憶に新しい。

 スウェーデン国籍でありながら、旧東ドイツでの指揮活動も大変だっただろうし、アメリカでの活躍、クルト・マズアの後を引き継ぎ、ゲヴァントハウス管弦楽団常任を務め、リッカルド・シャイーに引き渡した。NHK交響楽団名誉指揮者となり、4月の定期演奏会でもマリア・ジョアン・ピレシュとも共演している。その功績を讃えたものだろう。

 バンベルク交響楽団との来日、ゲヴァントハウス管弦楽団との来日でドイツの音楽の心髄を聴かせ、深い感銘を与え、なお現役を続ける姿には感服する。尤も、日本の現役指揮者でも素晴らしい人材が輩出している。そうした指揮者に文化勲章はもとより、勲章を与えることは必要ではなかろうか。優れた日本人指揮者にも勲章を出してほしい。