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伊藤恵のリサイタルシリーズ、「春を運ぶコンサート ふたたび」はベートーヴェン中心のシリーズとして8年間続くこととなった。(紀尾井ホール)
今回は中期の傑作、ソナタ第21番、Op.53「ヴァルトシュタイン」、第23番、Op.57「熱情」、シューマン、アラベスク、Op.18、ショパン、12の練習曲、Op.25を取り上げた。
ベートーヴェンの2曲ではテンポの差をつけたりしてゆとりある音楽作りが目立つ。円熟味あふれる音楽作りが素晴らしい。シューマン、ショパンが間を開けずにそのまま一気に弾き通したことを思うと、伊藤の思い入れの強さが伝わった。ここでも円熟味あふれる音楽が聴き取れた。
アンコールはシューマン、こどもの情景、Op.15より「トロイメライ」を取り上げ、締めくくりとした。次回のプログラムに期待しよう。
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