鈴木雅明 バッハ・コレギウム・ジャパン バッハ マタイ受難曲 BWV244

 バッハ・コレギウム・ジャパン、バッハ、マタイ受難曲、BWV244。鈴木雅明による記念碑的演奏で、合唱メンバーには二期会会員が在籍、何人かが日本のオペラ界で活躍する。最近も二期会会員が在籍している。

 昨日逝去した磯山雅氏による曲目解説を見ると、暖かで抱擁的なお人柄の中にも学者としての厳しい目が光っている。日本音楽学会でお目にかかったり、国立音楽大学図書館に来た際にもご挨拶している。鈴木雅明氏夫人、環さんにも現在の所属教会、日本キリスト改革派東京恩寵教会でお目にかかった折、国立音楽大学図書館へ行ったことなどお話をする。国立音楽大学図書館は日本の音楽大学中、蔵書数では最大、外部への貸し出しも行う。その意味では、磯山雅氏を中心とした音楽学教授陣が作り上げたと言えよう。

 それはさておき、ゲルト・テュルクのエヴァンゲリスト、イエスのペーター・コーイ、ソプラノのナンシー・アージェンタ、カウンターテノールのロビン・ブレイズの歌唱は聴きものである。アージェンタは1991年、発足時のマタイ受難曲での名唱は今でも語り草で、その深さが活きている。合唱も素晴らしい。

 2018年の「マタイ」は3月30日、サントリーホールなどでの公演を予定している。子息、鈴木優人も音楽家としての名を確立、「鈴木優人のマタイ」が現れるのはいつだろう。