歌舞伎座2月公演 高麗屋3代襲名披露 夜の部

 歌舞伎座2月公演、高麗屋3代襲名披露、夜の部は「一谷媺軍紀」より「熊谷陣屋」、「寿三代歌舞伎賑」、「仮名手本忠臣蔵」より「祇園一力茶屋の場」の3本であった。

 「熊谷陣屋」では松本幸四郎、中村魁春、中村雀右衛門、尾上菊五郎が光る。市川左団次が最後を引き締めた。名脇役の味のある演技はいつ見ても素晴らしい。

 「寿三代歌舞伎賑」は口上を兼ね、江戸風情の伊達男、伊達女をはじめ、幹部俳優たちが顔をそろえ、めでたい祝典劇となった。

 「祇園一力茶屋」では、遊興にふけりながらも討入りを志す大星由良之助を演じた松本白鷗の独断場である。力弥を演じた市川染五郎は大器の片鱗を見せた。尾上菊之助のお軽、市川海老蔵の寺岡平右衛門も見事。2か月にわたる襲名披露公演の締めくくりとなった。