上野学園大学の経営問題と横山幸雄の闘い

 首都圏に数多くある音楽大学の一つ、上野学園大学は、創設者石橋家の不正経理問題で揺れている。横山幸雄、田部京子、下野竜也などを教授陣に迎え、大学のレヴェルアップを図ったものの、石橋家の不正経理問題が表面化すると、横山、下野が「新しい上野学園を作る会」を結成、経営健全化のために闘って来た。しかし、横山が教授解雇となって、地位保全申し立てをするという。大学図書館所蔵となっていたバッハの自筆草稿が売却されたことも明らかになっている。横山も大学人として厳しい闘いを強いられている。

 音楽大学の場合、過去には武蔵野音楽大学の経営近代化問題、東邦音楽大学のワンマン経営問題などが表面化した。上野学園大学の場合も例外ではない。Facebookページ「新しい上野学園を作る会」の報告を見ると、石橋家の専横ぶりを詳細に伝えている。上野の校舎は高校併設、15階建てで石橋メモリアルホールがある。これだけの大改築を行い、大学としてレヴェルアップして生き残りを図っても、少子高齢化の今、経営はどうか。洗足学園音楽大学、昭和音楽大学などもレヴェルアップを進める今、名門とたたえられた国立音楽大学、武蔵野音楽大学、桐朋学園大学も浮き足立ってはいられない。そんな中、上野学園大学の経営問題の深刻化、教授となった横山の闘いがある。

 今後、上野学園問題がどのように進展するか、横山の厳しい闘いを見守りたい。