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すみだトリフォニーホールによるユリアンナ・アヴデーエヴァシリーズ、協奏曲はシンガポール出身の指揮者カチュン・ウォン、新日本フィルハーモニー交響楽団との共演で、ストラヴィンスキー、ピアノと管弦楽のためのカプリッツィオ、バレエ音楽「火の鳥」(1919年版)、チャイコフスキー、ピアノ協奏曲第1番、Op.23、ロシア音楽の神髄を味わうプログラムであった。
ストラヴィンスキーではカプリッツィオのユーモラスな味わい、モダニズムが感じられた。「火の鳥」は素晴らしさも特筆に値する。
チャイコフスキーは定番とはいえ、ロシアの大地、風土が香る名演だった。10月15日、ヴァレリー・ゲルギエフ、マリインスキー劇場管弦楽団と共演した15歳のアレクサンドル・マロフェーエフも見事だったとはいえ、アヴデーエヴァには本格的な大人の味わいがあった。
日曜の午後、チャイコフスキー、ストラヴィンスキーといったロシア音楽の神髄を味わうことができたひと時であった。いずれ、アヴデーエヴァがロシア音楽によるピアノ・リサイタルがあれば、どんなものになるか。それが楽しみである。
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:52)
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